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Factory Automation

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EM-Aモータ

IE5をクリアした省エネ・高精度PMモータ EM-A

EM-Aシリーズは、三菱独自の突極形コアを開発、センサレスで「位置決め」「速度制御」が可能な高性能磁石モータです。

特許第5646119号

課題と解決(小形・省エネ)

課題
  • 装置を小形化したい。
  • 省エネ化を図りたい。
小形
  • センサレス制御に最適なモータコア形状で、誘導モータ比体積で50~60%、質量で30~50%の小形化を実現しました。

省エネ
  • 可変速モータの効率クラスIE5を満足した省エネモータです。
IEC60034-30-2に基づく可変速モータ(定格速度1801~6000r/min)の効率基準値(%)による。
  • 消費電力が少なく、電力料金のコストダウンに貢献します。
    また、CO2排出量も抑制され地球温暖化防止に寄与します。
〈試算条件〉
10台運転、定格負荷、運転時間8760Hr/年(=24Hr/日×365日/年)電力料金14円/kWh、CO2排出量0.555kg/kWhの効率値
本データは参考値です。

解決

  • センサレス制御に最適なモータコア形状を採用、誘導モータ比1~2枠番ダウンのため、装置の小形化が図れます。
  • 可変速モータの効率クラスIE5を満足した磁石モータを使用することで省エネが図れます。
    *IEC60034-30-2に基づく可変速モータ(定格速度1801~6000r/min)の効率基準値(%)による。

課題と解決(グローバル)

課題
  • 装置の納入国によらず同一モータで輸出したい。
グローバル

EM-Aシリーズは各国高効率認証が不要な磁石モータのため、海外へ輸出する装置への適用が容易です。

2019年3月現在

2008年に国際基準として誘導電動機の効率クラス(IEC60034-30)が制定され各国で高効率規制の認証制度が設けられています。
今後、高効率規制は全世界に広がり認証取得が必要になると想定されます。

国・地域名 規格 誘導モータ
効率クラス
EM-Aシリーズ
米国
NEMA MG1-12-12 IE3 対象外
カナダ
CSA C390 IE3
EU
IEC60034-30-1(2014) IE3
豪州
AS/NZ1359.5:2004 IE2
ニュージーランド
中国
GB18613-2012 IE3
台湾
中華民国国家標準(CNS)14400 IE3
韓国
KSC 4202 IE3
ブラジル
ABNT NBR 17094-1 IE2
ベトナム
TCVN 6627-30:2011
TCVN 7540-1:2013
IE1
メキシコ
NOM-016-ENER-2010 IE3
サウジアラビア
SASO IEC 60034-30:2013
(IEC 60034-30 Ed.1.0:2008)
IE3
ロシア
不明 IE3
インド
IS 12615:2011
Energy Efficient Induction Motors– Three Phase Squirrel Cage
IE2
シンガポール
IEC 60034-2-1:2014(method 2-1-1B)
or IEEE 112:2004(method B)
IE3
  • 海外規格の対応状況についてはお問合せください。
  • 2019年3月現在の情報です。

解決

  • 各国高効率認証が不要な磁石モータのため、海外へ輸出する装置への適用が容易です。
  • 海外安全規格は取得済みです。(UL、CE)

課題と解決(高性能)

課題
  • 装置の性能を向上させコストはおさえたい。
高性能

三菱独自の突極形コアを開発、センサレスで「位置決め」「速度制御」が可能な高性能磁石モータです。

新開発 突極形磁石モータ

EM-Aシリーズは、特許取得の突極形コア*1を採用した新開発の磁石モータです。
回転子は突極形コアと表面貼付形永久磁石で構成しているため、回転位置に応じてモータインダクタンスが変化します。このインダクタンスの変化をセンサレス制御に応用しています。
新開発の突極形磁石モータと三菱独自の高性能センサレス制御技術との組合せにより、センサ(エンコーダ)レスで高精度な速度制御や位置決め制御が可能です。

*1:特許第5646119号

速度制御

サーボモータに迫る速度制御をセンサレスで実現

運転トルク特性

*1:低速域(15r/min以下)は連続運転トルク80%となります。
*2:低速域(15r/min以下)で高負荷運転を行う場合、電子サーマル保護
(E.THT、E.THM)が動作し、短時間運転領域トルクを出せない事があります。

速度変動率は±0.05% *デジタル入力時/最大トルクは200%

  • EM-A シリーズは三菱独自のPM センサレスベクトル制御により、負荷が変化しても速度変動が少ない高精度な速度制御を実現しました。
  • 半導体や液晶製造ラインなどの高精度搬送用途への適用が可能です。
  • 負荷変動に強い安定した速度で運転できます。
    速度変動率 ±0.05%*1
    速度制御範囲 1:1300
  • サーボロック機能により、モータ停止時に保持トルクを発生させ、外力による移動を防止できます。
*1:0~100%負荷変動時

位置決め制御

エンコーダレスで位置決めが可能

  • 新開発の突極形磁石モータと三菱独自の高性能センサレス制御技術との組合せにより、センサ(エンコーダ)レスで高精度な速度制御や位置決め制御が可能です。
  • FR-E700EXとの組合せで、接点信号やCC-Link通信(オプション)による位置決め機能(ポイントテーブル方式)が使用できます。*1
    パルス列入力オプションを使用するとシーケンサ位置決めユニットによる位置決めが可能になります。

位置決め精度は200p/rev

位置決め精度 200p/rev*2
ドライブユニット位置指令分解能 4096p/rev

*1:絶対位置検出システムには対応していません。
*2:入力電圧AC200~220V、配線長5m以下の場合。

解決

  • 三菱独自のセンサレス制御により、サーボモータに迫る速度制御が可能です。
  • センサ(エンコーダ)がなくても位置決め制御が可能です。