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800人の限界集落をDAOの運営で活性化【後編】リアルとデジタルの両輪で地域存亡をかけて挑戦800人の限界集落をDAOの運営で活性化【後編】リアルとデジタルの両輪で地域存亡をかけて挑戦

 DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)の特徴を活かし、「山古志DAO」の運用によって地域活性化を実現している新潟県長岡市の山古志地域。今回は、山古志DAOについて山古志住民会議代表の竹内春華氏にインタビューした後編をお届けする。前編では、どのような経緯で山古志DAOが誕生したのか、実際に山古志DAOでどのようなことが行われているのかなどを明らかにしてもらった。後編では、DAOをつくるメリットや今後の山古志DAOの方向性などについて語ってもらった。

そもそも山古志地域はDAOだった

――仮想山古志プロジェクトでは、Nishikigoi NFT発行とともに山古志DAOを掲げ、「立場や地位、物理的制約を越えて、『想い』に共感したメンバーがあつまり、自律的にアクションすることを目指す」としています。これからの時代の地域作りにDAOは有効だと思われますか?

竹内春華さんインタビュー中の写真

 世の中にDAOという言葉が出始めたのは1年半〜2年前位のことですよね。ふりかえってみると、山古志地域自体がDAOっぽいところがあるよね、と地域の仲間と話すことがあります。集落の顔役、私のようなよそ者、ボランティアの学生、主婦といった皆さんが、年齢や身分など関係なく同じテーブルに着いて山古志のことをディスカッションする。「僕は少しパソコンが使えるから、君たちは周りの人を集めてきて」など、自分たちの得意分野で自律的にアクションを起こしていくということを実践してきた。これってそもそもDAOっぽいですよね。

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