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DAOはミッションで結びつく新しい組織【前編】不正ができない安心した環境がアイデアを生み出すDAOはミッションで結びつく新しい組織【前編】不正ができない安心した環境がアイデアを生み出す

 Web3の時代が到来し、大変革が起きるといわれている。Web3は分散型インターネットとも呼ばれ、ユーザー同士でデータを管理したり、コンテンツを提供したり、デジタルデータの販売ができたりする。管理者に依存することがないために、大手の中央集権型のサービスに頼らなくても、様々なことができるようになる。その背景には、情報の管理を特定のプレーヤーに依存しなくてもよいブロックチェーンの登場がある。
 そしてこのブロックチェーンの技術を用いた新しい組織のあり方として注目されているのがDAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)だ。従来の会社のように上下関係がなく、分散組織で稼働するDAOは、全員が意思決定プロセスに参加し、不正なく結論が出せるなどのメリットを持つ。DAOは、今後の社会を大きく変える可能性がある一方で、新しい概念だけに具体的にどのように変化するのかがイメージしにくい。DAOはなぜ生まれ、社会をどのように変化させる可能性があるのか。Web3分野のインキュベーションを手掛けるFracton Ventures Co-Founderの鈴木雄大氏に聞いた(インタビューの様子は前編と後編の2回に分けてお届けする。今回はその前編)。

DAOは管理組合、ミッションドリブンで利益は追及しない

――DAOとはどのようなものなのでしょうか。一般的な会社との違いはどのようなところにあるのでしょうか?

鈴木雄大さんインタビュー中の写真

 DAOは、新しい組織の形態などといわれ、最近、注目を集めている言葉だと思います。一方でまだ発展途上の段階なため、DAOを厳密に定義付けるのは難しい。私たちがDAOを説明する際には、まずは「中心のない、ミッションドリブンのコミュニティ」だと思ってもらうようにしています。

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